「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体等に対し、感染対策を行いつつ、直面する課題を克服し、活動の再開・継続に向けた積極的取組等に必要な経費を支援し、文化芸術の振興を図ることを目的としています。
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緊急事態宣言や都道府県の自粛要請を受けて、店舗や事務所を構える飲食店や事業者に対してはいくつかの支援金や給付金が支給されてきました。
ところが、音楽家や劇団員等の人たちには、コロナウイルスの影響で公演がほとんど中止されていたものの支援策が講じられていなかったことを受け、文化庁から文化芸術活動の継続支援事業が実施されています。
8月28日が第2次募集の締切でしたが、9月12日~9月30日の期間、第3次募集を実施することとなりました。
対象となる条件は
「文化芸術活動の継続支援事業」に申請するための条件は下記のようになっています。
- 不特定多数の観客にチケットを販売することを前提
- 新型コロナウイルス感染症によるイベント自粛により大きな影響を受けた
- 複数の者の参加が必要、稽古が必要など何らかの事情により速やかな再開が困難(③ー1)。新型コロナ感染拡大予防のために従来の収入が確保できない可能性がある(③ー2)などの事情がある活動
これらの状況に置かれている文化芸術活動に携わっていることが必要です。
個人で活動している方は
個人で活動されている方は、プロの実演家、技術スタッフ等であること、とされています。
想定対象範囲
これらの事業は主に下記のような分野を対象範囲として想定しているとのこと。
- 音楽、演劇、舞踊、映画・アニメーション
- コンピュータその他の電子機器等を利用した芸術
- 伝統芸能(雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊、その他)
- 大衆芸能(講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱、その他)
- 美術、写真、茶道・華道、書道、国民娯楽(囲碁・将棋・その他)
支援対象となる経費
「文化芸術活動の継続支援事業」で支援される経費は下記のようになっています。
(1)以下の①~③のいずれかの取組(複数可)
① 国内外の観客、参加者等の回復・開拓
② 活動の継続・再開のための公演・制作方法等の検討・準備・実施
③ 雇用契約の明文化等の経営・ガバナンスの近代化
(2)(1)の取組と併せて行う、業種ごとの新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した取組
文化芸術活動の継続支援事業の補助率
「文化芸術活動の継続支援事業」で支援される経費の補助率は2/3がベースです。ただし、経費の1/6以上を一定の目的に充てる場合には、3/4に引き上げられます。
また、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した取組と組み合わせることで最大上限150万円までの補助をうけることが可能になります。
申請締切は9月30日
「文化芸術活動の継続支援事業」の第3次募集は9月12日より開始、9月30日までとなっています。
申請を検討されている方は下記HPをチェックしてみてください。
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